ブートローダの役目は大きく2つ.
・システム電源投入後,HDD上などのファイルシステムに 保存されているカーネルをメモリに読み込むこと
・読み込まれたカーネルにオプションを指定してCPUに実行させること
x86向けパッケージでのFedoraのデフォルトのブートローダーはGRUB(GRand Unified Bootloader).
カーネル起動に関する設定ファイルは
/boot/grub/gurb.conf
/etc/grub.conf/boot
/grub/menu.lst
等複数あるが,ディストリビューションによってファイルの有無が異なるため
/boot/grub/menu.lst
を編集するのが無難.menu.lstは大体どのディストリビューションにもあるらしい.
【設定ファイルの共通設定】
timeout: 起動時のOS選択メニューまでの時間(秒単位)
default: デフォルトで起動するOS(titleの順番に0,1,2…)
hiddenmenu: 入れるとtimeoutで設定した期間後にdefaultで設定したOSが起動する
splashimage: ブートの起動画面の背景画像
【各行先頭の予約語】
title: GRUBのブートメニューで表示される名前
root: (デバイス名,パーティション位置)
kernel: 読み込むカーネルモジュールのパス(/bootからの相対パス)
initrd: 読み込むRAMディスクのパス(/bootからの相対パス)
【オプション】
ro: read only
root: ルートのマウントブロックデバイス
console: コンソールサイズ
rhgb: redhat graphical boot
quiet: 全ての詳細なカーネルメッセージがブート時に抑制されていることを示す
【tips】
"vmlinuz"から始まる名前のファイルはカーネル本体のファイル.
"initrd"から始まる名前のファイルは初期RAMディスクファイル.
【例】
【参考】
GRUBのインストール、基本設定
ブートローダ/カーネル起動/初期ラムディスク展開の比較
GRUB の rhgb quiet って何?
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